プラスイオンはやっぱり悪い

―――マイナスイオンについてどう思いますか?

事前になんの予告も無く、一度聞いてみたかった質問を大形に投げかけました。
というのも、ゲルマニウムの効果を、大形はマイナスイオンと似たような効果だと思えばいいと、いっていたということが一つと、さらにそのマイナスイオンが、いまニセ科学のインチキ効果ではないのかと疑問が出ているからです。


「確かにマイナスイオンは商業化されすぎてしまいましてね。問題はそこなんです。マイナスイオン効果なんてインチキだなんて、今になって騒いでいるマスコミなんかも、マイナスイオンの効果の実態なんて知りはしないんです。マイナスイオンがもてはやされたのも、ニセ科学とか言って叩くのも、単にブームに乗っているということでは、どっちも同じです」


―――つまり大形社長は、マイナスイオン効果はインチキじゃないという立場なんですね?


マイナスイオン商品がいう、そのマイナスイオンの効果はどういうものか分かりません。マイナスイオンのでるドライヤーが、髪を痛めないのかどうかということはね」

大形は余裕で笑いながらこう続けました。


「私が言うのはこうです。プラスイオンが人に悪い影響を与えるのは事実だし、またマイナスイオンがプラスイオンをうち消すというのも事実。ということで、その意味においてマイナスイオンを支持するのであり、ゲルマニウムも電気的にプラスイオンを中和するということで、手っ取り早くマイナスイオンのようなものだといったわけです。」

―――何か具体例はありませんか?

「そうでうね・・・。大地震の前に動物が異常行動をするという話は聴いたことがありませんか?それもまたプラスイオンの仕業だったんです。」


それはこういう話です。
地震時には地殻から高濃度の「帯電エアロゾル」が噴出します。帯電エアロゾルというのは、マイナスやプラスに帯電した微粒子のこと。それを動物が吸収すると、神経伝達物質セロトニンの体内濃度が上昇して、中枢神経に障害が生じるのです。

もちろん、それはヒトでも変わらず、症状としては偏頭痛や、めまい、嘔吐などの、セロトニン症候群となって現れます。それを引き起こすのがプラスイオンだと考えられているのです。


―――仮説ですか?

「いいえ、そのセロトニン症候群を鎮めるのに、セロトニン阻害剤を投与するほか、マイナスイオンを吸入させる方法がとられているんです。また、実際に小動物にプラスイオンを浴びさせると、顕著な行動異常が現れることが実験で確かめられていますし、マイナスイオンを与えると、プラスとは反対の生体反応が引き起こされることが分かっています。」

高濃度の帯電エアロゾルでなくても、ヒトはプラスイオンが多い環境では不快になります。
それが継続されれば病気にもなるでしょう。そのプラスの電気を中和するのがゲルマニウムだというわけです。



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1969年創業
ゲルマニウム一筋

蘇生館医療具 タイヨウ株式会社
http://www.soseikan.co.jp/

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